春夏秋冬叢書 発行物「三河の広告」


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「三河の広告」

広告は世につれ
世は広告につれ

発売中

取材・文  春夏秋冬叢書 編集委員
写真  春夏秋冬叢書 編集部
定価 3,000円(税別)
B6判/ハードカバー/264頁
ISBN978-4-901835-25-1 C0339

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広告コレクター佐溝力氏の膨大なコレクションの中より
三河に関わる広告を集大成。
色鮮やかに蘇る明治大正初期の引札に始まる多彩な広告。
時代の世相や人々の関心。
今は衰退した地域の産業や特産物・描かれた風俗も興味深い。
広告はまさに庶民史の語り部である。

--- 佐溝力 ---
昭和21年、豊橋生まれ。小学生の頃より収集を始める。
昭和38年より自転車旅行・徒歩旅行・ヒッチハイク等、
その後トラックの運転手として全国を回る。
平成6年、蒲郡市図書館で氏のコレクションを用いて
「明治・大正。昭和時代のホーロー看板」展が開催される。
平成17年、豊川市桜ヶ丘ミュージアムにて
「ホーロー看板に見る広告文化史〜サミゾチカラコレクション展〜」
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目次
佐溝力さんに聞く/豊橋の引札/吉田二十四ヶ町/市田の刺子/蒟蒻/塩伝/豊橋魚町
三河海苔/牛乳/東三河の引札/引札 暦/漁網/豊橋の広告/万久煙草/サイダー
製糸/井ヅヘイ/乾麺/大豊橋地図/豊川稲荷と豊川鉄道/豊川稲荷/稲荷門前町
豊川鉄道/駅弁/長山遊園地/軍と共に/軍都豊橋/進駐軍/その他の広告/豊橋産業文化大博覧会
戦後復興期の豊橋のデザイナー/東雲座/活動写真館/常磐館/売薬/観光/双六/豊橋商工案内
封筒/マッチラベル/ラベル/楊子入/その他/新聞



吉田二十四ヶ町
城下町から軍都・蚕都へ
近代化を目指した豊橋

文明開化と唱えても、そう簡単に町は変わらない。
明治初期の豊橋は吉田城址が陸軍管轄地となったものの、
北に豊川が流れ、東海道が東西を貫く、吉田二十四ヶ町で構成された城下町の形態を留めていた…



市田の刺子
江戸の粋を染め抜いた
三河特産の刺し子生地

三河地方で盛んに行われていた和紡績の糸を効果的に使い、
ドビー装置で刺し縫いしたように針目を織り出す。広告の中に登場する…



漁網
漁網発祥の地から
世界標準を目指す

 創業文化十四年(一八一七)、現在の愛知県知多郡豊浜の地で、
現社長山本善嗣氏の先祖、山本家六代目の太次兵衛が麻網の製造販売を開始。
明治まであと半世紀のこの年、「網太商店」は誕生した…


万久煙草
一世風靡の三河煙草、
お国自慢の「万久」銘柄。


サイダー
スッキリした味わい
喉を潤す爽やかな飲み物

シュワシュワと炭酸の泡が喉元を通っていくあの爽快感。かつてラムネやサイダーといった炭酸飲料は、子どもにとって憧れの飲み物で、風邪を引くと母親が買ってきてくれるような別格の飲み物だった。明治三十三年に瓶の蓋を閉める王冠が輸入されると、サイダー生産が上り調子となり、三ツ矢サイダーが勢いを増してきた明治四十年頃から、地方にも数多くのローカルサイダーが誕生する…


稲荷門前町
餅投げの
昔懐し稲荷講

豊川稲荷門前町の最初の飛躍的な発展は、文政九年(一八二六)の御開帳とされ、飲食店、土産物屋、旅館が並ぶ門前町が形成された。天保五年(一八三四)、天保十年(一八三九)、弘化三年(一八四六)、安政五年(一八五八)にも御開帳が行われたとされ、昭和五年と昭和二十九年にも開催された。明治時代になると東海道線、豊川鉄道(飯田線の前身)など鉄道網が整備され、参拝客が劇的に増加し、関東から臨時列車を仕立ててやって来る…


豊橋産業文化大博覧会
復興と伸展が旗印
見て楽しく、為になる
豊橋博の人の波